【コロナ情報】コロナ時代のセックスはどうすればいい?

2020年5月20日

 
 これを書いている現在、新型コロナウイルス(COVID-19)による世界の感染者数はおよそ490万人を超え、死亡者数は32万人(5月20日時点での統計)。アメリカの感染者数は155万人、死亡者数は9万2千人を超え、日本の感染者数は約1万6千人、死亡者数は773人を超えている。

ぷれいす東京とニューヨーク市の情報から

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行のいわゆる“コロナ禍”において、セックスはどうすればいいのか、どうあるべきか。
 このことについては、 以前より多くの人が懸念していたことではないかと思われる。私もある程度、各メディア報道をこまめにチェックしていたつもりだったのだが、なかなかこの手の情報のリソースが見つからなかった。 
 ところが、日本性教育協会が発行している『現代性教育研究ジャーナル』No.110(2020年5月号)の中のコラム記事、ジャーナリストで公益財団法人のエイズ予防財団理事を務める宮田一雄「多様な性のゆくえ」「コロナ時代のセーファーセックス」と題した文章に、コロナ時代におけるセックスでコロナに感染しないための予防策や基礎知識を、NPO法人やニューヨーク市のサイトなどからとりまとめられていたのを発見した。今回はこれを要約しながら表記したいと思う。
 
 宮田氏が参照したのは、ニューヨーク市が公式サイト(https://www1.nyc.gov/site/coronavirus/index.page)でまとめているセックスとCOVID-19の対策情報を翻訳した、NPO法人ぷれいす東京「新型コロナウイルス情報」のページであり、内容は主に、コロナ時代のセックスでどう安全にリスクを下げながら楽しむことができるか――である。私もニューヨーク市の原文“Sex and Coronavirus Disease 2019 (COVID-19)”)を閲覧し、それから、ぷれいす東京のサイトで翻訳された文章を読んでみた。たいへん簡便で分かりやすく、また同時に各々の市民がコロナ時代のセックスの在り方を思考し、模索できる形となっていた。以下、その内容の重要な点をいくつか書き出してみる。
 

・新型コロナウイルスは、咳やくしゃみなどの飛沫感染、感染者の糞便からの感染が挙げられている
・今のところ、精液や腟液からの感染発見の報告はない
・最も安全なセックス・パートナーは自分であり、手を洗って自慰をすれば感染は広まらない
・近しい人とだけセックスをする
・できるだけセックス・パートナーを少なくする
・新型コロナウイルスはキスでうつる可能性がある
・肛門に口を付ける性行為で感染する可能性がある(糞便にウイルスが含まれていることがある)
・コンドームやデンタルダムを使用して接触を減らす
・セックスの前後には手をよく洗う
・自分やパートナーの体調が悪い時にはセックスをしない
・その他の性感染症をコンドームなどで防ぐ
・計画外妊娠を防ぐために効果的な避妊の方法をとること

ニューヨーク市がまとめたコロナ関連情報のサイト

同サイトより「セックスと新型コロナウイルス」

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 コロナ時代のセックスは近しい人だけで

 最も安全なセックス・パートナーは自分であるというのはまったくその通りで、衛生面に気をつけ、自慰行為を楽しんでいるうちは、性行為による濃厚接触での感染リスクはない。
 ニューヨーク市が提言しているのは、同世帯以外の人との密接な接触(セックスを含む)はできるだけ避け、已むを得ない場合はパートナーの数を極力減らすということ。逆に言うと、セックスのパートナーの数が多ければ多いほど、感染リスクは高まる。したがって、注意が必要である。
 性交自体でウイルスが感染した事例は今のところなく、キスや肛門接触は要注意である。口腔内にウイルスがあり、糞便にもウイルスが含まれていることから、キスや肛門接触(特に肛門に口を付ける性行為)はリスクが高いということだ。

〈了〉